イージス・アショアを設置出来ない日本の平和ボケにつくづく呆れた日!

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イージス・アショアの設置が正式に撤回されました。
地元説明での杜撰な資料提示や職員の居眠りなど、ミソのついた話しにはなっていましたが、根底にあるのはミサイルのブースター落下の危険回避が出来ないから。
はぁ? 当たり前じゃん。 そんな理由で設置出来ない国なんて初めて聞きました。
そもそも専守防衛の日本、直接核を持たぬ日本においては、ミサイル防衛は当面は必須であります。
対象は、中距離大陸弾道弾ミサイル、しかも核搭載をターゲットにしなければなりません。 弾道弾は恐ろしく高高度から速いスピードで落ちてきます。 中距離でも、マッハで言えば10くらい、正確ではありませんが時速で言えば1万キロ以上のスピードになります。 迎撃はかなり困難なミサイルです。 (トマホークミサイルなどが1000キロ出ないのと比較して下さい)
核を搭載していなければ、大して怖くないかもしれませんが、狭い国土に原発を何機も抱える日本では、通常弾を原発に撃てば同様に日本を潰せます。 北朝鮮の技術では現在は無理でしょうが、中国やロシアの弾道弾であればピンポイント(誤差数十m)で着弾させる事が可能です。
イージスによる迎撃ミサイルは、多段ロケットですから、発射数十秒後には、第1ブースターが燃料を使い果たしても300キロ近い重さで落下してきます。 場所によっては、第2ロケットの落下も有りますし、弾道弾を上手く爆破出来たとしても、残骸が降り注ぐ事になります。 場合によっては、死傷者も出るでしょう。
しかし、これは核ミサイルを落とす為です。
どれだけ被害が違うのか比べるまでもありません。
THAADミサイルに至っては、ブースターの重さ、デカさは10倍近くなります。 しかし、ブースター落下の危険性の為に設置出来ないなど聞いた事もない。
1段式迎撃ミサイルの研究も防衛大臣は、公言しました。 一見すると、成る程って思いますよね。 でもね、ドイツが第2次世界大戦で作り上げてから、各国が凌ぎを削って作り上げているのが、当時からの多段式ミサイルな訳で、最初の数秒で大容量の燃料を瞬間で燃焼させて飛ばし、切り離して軽くしながら、ロケットモーターで飛ばしていく訳です。 もし、一段ロケットにするならば、ずっと重いままのミサイルを飛翔させなければなりません。
ピストルの弾を、ピストルで撃ち落とす並みに難しいと言われる弾道弾の迎撃を、今から開発する1段式ミサイルで、、、10年後、、、1兆円位かければ、、、出来ねーよ。
もうその頃は、違うフェーズに入ってるよ。
1発数十億円の弾道弾なんて、弾頭が何であれ簡単には撃てるものではないんだよ。 次のフェーズに入るまで、取り敢えず有ればよいんだよ。最悪は、レーダー基地と発射基地を離れ離れにして海岸部でも。
今後、10数年の間に、暴走した豚が発射ボタンを押した時に、核爆発の惨状化で、あの時、なんで迎撃ミサイルを配備しなかったんだって、死んだ家族を抱えながら泣く事で我慢出来るのか? 俺は耐えられんね。
この件は、政治だけの責任ではない。 国民全てが考えるべき事である。
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