一時期はペットボトルや古紙を集めて中国に輸出していた方々が、より事業拡大に相談に来る方がいたのですがめっきりなくなりました。
中国をはじめ近隣諸国が材料であれゴミであれ受け入れを止めた為です。 最近だと廃プラの行き場がないなんて記事を目にした方も多いのではないでしょうか?
実はその影響は古新聞、古雑誌、段ボールなどにも大きな影響を与えています。 回収量の2割程度を輸出していた日本では輸出先がなくなり価格は暴落の一途です。
これが市民にどんな影響を与えていくのか?
リサイクル意識の高まりにより集団回収等が年々進んでいる現在、皆さんも町会やPTAなどに協力する形でリサイクルに励んでいないでしょうか? また、町会やPTAなどはこうした活動によって得られる僅かな報償金などを活動費に当てています。
川崎市を例に取ると、こうした資源ゴミが普通ゴミとして捨てられた場合、処理費は41円/kg。 ミックスペーパーとして集める場合でも、35円/kg。
これが地域のボランティアに支えられて資源回収した場合にかかる報奨金等の税金投入は、4円/kg。
そうです! 市が回収する1/10の費用で済むのです。
今、この循環が危機に瀕しています。 買取価格の下落により回収→売却が成り立たなくなっています。 よって、川崎市から事業者へ市況に連動する形で報奨金を出す事としました。
それでも公共回収よりも1/10程度の費用で済み、リサイクルに回る量が増えゴミが減り、地域活動の一助にもなる、ウィンウィンな仕組みです。
是非、市民の皆さんにご理解頂きながら、ご協力頂ければと思い取り上げました! 自粛が続くなか通販などで段ボールも沢山集まっているかと思いますが、しっかりとリサイクルに励みましょう!
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古紙の市況が及ぼしている影響について!